ダリに会う① -サルバドール・ダリの生誕地フィゲラス-
ハロー、ユカ・チェルシー・タムラです。
サルバドール・ダリの作品を展示している、福島県耶麻郡にある「諸橋近代美術館」、アメリカのフロリダ州セント・ピーターズバーグにある「The Dali museum」どちらも念願叶って、訪問することができました。
私的ダリ3大美術館の最終目的地、スペインのフィゲラスにある「Dali Theatre-Museum」に2016年に行ってきました。
ダリが生まれた街・フィゲラス
スペインのバルセロナから電車で約2時間ほどのところにある、フィゲラス。1904年、ここでダリは誕生しました。
電車で行く
バルセロナでのメインとなる駅は「バルセロナ・サンツ駅」ですが、私は宿泊していたホテルの最寄駅「El Clot-Aragó駅」から、スペイン国営鉄道「Renfe」を利用しました。
切符は上記のサイトから事前購入もできますし、もちろん駅で購入もできます。私は駅の窓口で購入しました。
スペイン鉄道国営の車内
午前10時半頃の電車に乗りました。フィゲラスまで行く電車は1時間に1、2本と、あまり多くはありませんが、私は乗換が不安だったので、事前に調べて乗換なしの電車を選びました。
時間帯によると思いますが、車内にはほとんど乗客はおらず、静寂な雰囲気。車内は国営だからか、すごく綺麗で整備され、広い印象です。
各座席には折りたたみテーブルとレッグレストも!
各車両の先頭には、行き先と次の駅を表示する、モニターがあります。
乗車マナーを示すサインが窓の上にありました。
ダリも利用していたホテル
快適な2時間ほどの電車の旅を終え、フィゲラス駅に到着。
カフェやレストランのテラス席、広場で過ごす人たちが多く、ゆったりした時間の流れる、石畳の道が続く、静かな場所。
ここから徒歩10分ほどの場所にある、ホテル「Hotel Duran」に宿泊しました。
こちらのホテルは、レストランも併設されていて、このレストランにダリも生前よく通っていたと聞き、是非宿泊したいと思っていました!
近代的な看板が目印のホテルですが、入り口は結構地味で気付きにくいです。
入り口を入ると、全体的に木が使われた温かみのある、歴史を感じられるデザインになっていて、小ぢんまりとした可愛らしいフロントがあります。
ホテル内と部屋は、リノベーションされているのか、新しいように感じました。木のデザイン、安らぐ…!
バスルームは新しくて、めっちゃ広かったです。
(写真・真ん中のホースは、ドライヤーだった!)
ホテルのロビーや廊下には、ダリの作品や他の画家の絵も何点か飾ってありました。
ホテルのレストラン
ホテルに併設されているレストランは、かつてダリが人との待ち合わせなどに利用していたそうです。
レストラン内は、中世の雰囲気が漂う、威厳のあるデザインです。宿泊客以外の方も利用できて、利用客は、常連感が伝わってくる会社仲間や夫婦など、年配の格式の高い方がほとんどでした。
私は完全に場違い感を発していたような気が…。
しかし、フィゲラスに到着した日は、シエスタ(2、3時間の昼休み文化)のことを完全に忘れていて、お腹が空いた夕方頃には、まだほとんどの店で夜営業が始まっておらず、空腹と疲れでホテルの部屋で身動きが取れず、21時に営業を再開したホテルのレストランまで行くのが、やっとでした…。
やっぱりスペインに来たら「本場のパエリアを食べてみたい!」という気持ちから、パエリアをいただきました。
前菜のスープはオシャレにグラスに入っていました。初めは怖すぎて手が付けられなかった…。
キャンドルが置かれたテーブル。アップルジュースをいただきました。
そして本日のメイン、パエリア!大きな鉄鍋に入ったまま、テーブルまで運ばれてきて、ウエイターさんがお皿に取り分けてくれました。具材がデカい!
お皿のパエリアを食べ終わると、すぐにウエイターさんが駆けつけて、新たに取り分けてくれる「ワンコそば形式」…結構な量でした…が、今まで食べたことがあるパエリアと違い、お粥に近いような水分が多めで、味は塩気がキツメでした。米の固さは、地方やお店によって必ずしも「ぱさぱさ」ではないらしいです。
私が宿泊した時は、英語が通じる方が1人しかおらず、他の従業員の方々とコミュニケーションを取るのが少し難しかったのですが、お互いにグーグル翻訳や電子辞書を使ったりしながら、会話をしたり、助けていただいたりしました。どの従業員の方もすごく親切でした。
フィゲラスを訪れる時は、是非こちらのホテルを利用してみてくださいね。