箱入り娘旅行記

人生は旅の連続

歩いてメキシコ国境越え –入国・ビザ・出国/メキシコ-

 

ハロー、ユカ・チェルシー・タムラです。

 

2017年10月、友達を訪れるために、メキシコを訪れました。

 

メキシコを訪れる前は、アメリカとカナダも周遊おり、復路の航空券はアメリカのサンディエゴ発だったので、カナダから一度サンディエゴに降り立ち、翌日に徒歩でメキシコ国境を超えることにしました。

 

入国

メキシコ国境沿いまでは、サンディエゴ中心街から国境沿いまで走るトロリー電車MTSのUS San Diego Blue Lineに乗り、終点San Ysidro/Intl Bordeで下車します。

 

私はチュラビスタに宿泊していたので、ここから終点まではトロリーで約20分ほど。

駅の周辺には、ファーストフード店などがあり、行き交う人たちは、結構多かったです。

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電車を降りると国境に続く道の看板があるはずなんですが…

私はそれに気づかず、長い長い陸橋を渡り、駅の反対側にあるもう1つの国境入り口から入国したのでした…。

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陸橋の上から見た、トロリーの駅。

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予想以上に長い陸橋…。歩いていたのは、数名。

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入国審査

炎天下の中、陸橋を歩くこと約15分。汗だくで国境入り口に到着。

入国機関の建物に入って行く人たちを鋭い視線で見つめる、警備員のみなんがいて、ここからは違う空気感が漂う。

 

恐る恐る建物内を進んで行くと、職員の方が親切丁寧に入国カードの記入方法を案内してくれました。

カード記入を終えたら、審査員が待つ場所へ向かい、カードとパスポートを見せます。

 

入国が許可されると、パスポートにスタンプが押され、入国カードの控えを受け取ります。

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この控えは、大切に保管して出国するまで絶対に紛失してはいけません!

これがないと、アメリカ側に再度入国できないという事態も起こりかねません。

 

メキシコに入国する際、日本国籍の方は180日以内の観光などであれば、ビザなしで入国することができます。

しかし、アメリカ国内から陸路でメキシコ国内に入国する際は、滞在時間が72時間、国境から120km以内の場所に滞在する場合のみ、ビザなしで入国することができます。

(2017年10月時点での情報です。入国の際は、最新情報を確認してください)

 

私は10/18に入国、10/21に出国する予定だったので、現地にてビザを申請しようと思っていたのですが…

 

審査員から帰られた入国カード控えには「4 days」と書かれており、72時間である3日を超えているのに、そのまま入国が許可されました。

 

疑問に思って、本当にビザを申請しなくていいのか審査員に尋ねると、「大丈夫!」の一点張りで、早く次のゲートへと行くようにと促されました…。

 

これに関しては、未だに疑問が残っています。

・入国した日は換算されず、翌日からの3日間がビザなし入国の対象期間になっていたのか

・そのトータル期間として「4 days」と記入され、4日間=3日間=72時間ということなのか

・審査員による個人的な判断なのか

 

ネットで検索しても、なかなか詳しい情報が出てこないので、メキシコに入国される際は、入国方法、入国期間などを明確にした上で、大使館に質問したり、現地での入国審査員の指示に従うなど、ご自身で最新情報を確認することが必要です。

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審査が終わると、自分の手荷物を全てX線検査します。

空港の手荷物検査のような流れです。

検査の終わった荷物を受け取り、これでメキシコへの入国が完了です。

 

出国

入国手続きは予想以上に、スムーズでした。

しかし、問題なのは出国。

アメリカ側への不法入国などがないように、1人1人に入念な審査が行われて、想像以上に時間がかかるようなので、かなり時間に余裕を持って臨みましょう。

特に朝の通勤時、週末などは審査まで数時間ほど並んで待つこともあると聞きました。

 

出国するために、入国した時と同じ場所から機関の建物に入って行きました。

足元に表記があり、右側の列は入国パスやアメリカ国籍のある方、左側がそれ以外や観光客の列です。

 

長めの通路を真っ直ぐ歩いて行くと、螺旋通路のようになっていて、さらに下って行きます。

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ここからが長かった。ほぼ列が進みません。

私はここを着いたのは土曜日の13時頃。数時間は待つ覚悟で挑みましたが、約1時間で、審査まで辿り着きました。

 

どんな質問されるんだろうと、怯えて緊張しながら審査員のところに向かいましたが…

 

審査員「今日は土曜日だよ?」

  私「???」

審査員「今日は土曜日だよ。」

 

そう言いながら、私が着ていたジャケットの腕の部分を指さしました。

ジャケットに付いていたワッペンの1つが「Friday」と書かれていて…

そのことを言っていたのかと私が気付いて笑い出すと、審査員も笑ってゲートを通してくれました。

 

何とも拍子抜けするほど、瞬殺で終わった出国審査。

こうして無事にアメリカ側に戻ってくることができました。

 

メキシコ入国は、いろんな情報や噂があって、行く前はかなり怖かったんですが、入国機関の職員や審査員の方も親切で、建物も新しく綺麗だったので、不安にならずに手続きすることができました。