箱入り娘旅行記

人生は旅の連続

魅惑のサルバドール・ダリを追いかけてフロリダ。ダリ美術館

ハロー、ユカ・チェルシー・タムラです。

 

サルバドール・ダリの作品の1つ、細長い鳥のような足を持つ「宇宙像(The Space Elephant)」。 この作品を目にした日から、繊細でぶっ飛んだダリの世界に引き込まれました。

 

福島県耶麻郡にある「諸橋近代美術館」には、ダリの作品が多数常設してあると知り、2006年にそこを訪れ、初めて生で見たダリの作品は、あまりの迫力と美しさに、恐怖に近いものすら感じ、あの感動は今でも覚えています。

 

同年に東京で開催された、ダリ生誕100年記念展も観に行き、ますますダリが作り出した、果てしなく非日常的でどこか現実的な、永久に理解することのできない世界に、魅了されました。

 

それ以降、フロリダとスペインにある、ダリ美術館を訪れることを夢見ていました。

 

そしてその夢の1つを叶えに、フロリダ州のセント・ピーターズバーグにある、ダリ美術館に2014年に行ってきました。

 

海のすぐ傍に佇む美術館

 

フロリダ州のセント・ピーターズバーグという街の、その名も「ダリ通り(Dali Boulevard)」に、この美術館はあります。中心街からは離れた場所で、静かな場所です。 海に面していて、近くのヨットハーバーには、たくさんのヨットが見られます。

 

ガラス張りのドーム型の突き出た外壁が印象的な美術館。

 

美術館は白いコンクリートがベースになっている、3階まで吹き抜けのデザインで、小ぢんまりとした可愛らしい作りですが、とても開放感があります。

 

チケットブースは1階の中央にあります。オーディオガイドもこちらで借りられて、もちろん日本語も対応してます。やはり各国からの訪問者が多いので、ブースのスタッフでは、少し日本語を話せる方もいました。

 

ダリの常設展に加え、企画展もある他、ワークショップ用の部屋、イベントが開催できる小ホールもあります。

 

受け付けの正面には、ミュージアムショップがあり、ポストカード、本、Tシャツなど、ダリ関連のグッズをたくさん販売しています。

 

1階には、小さなカフェもあります。観賞途中のひと休みに。こちらでは軽食も販売していて、私はキッシュをいただきました。

 

ガラス張りの3階からは、海を臨む、爽やかな景色が一望できます。

 

庭も必見

 

美術館の外には、ダリ作品のテイストを交えた庭があります。

 

ダリのトレードマークである、ヒゲのオブジェを始め、彼の故郷、スペインを思わせる、オリーブの木があったり、たくさんの花で飾られる庭は、美術館を観終わった後でも、ずっと居たくなる、心地よい場所です。

 

庭では館内のカフェで購入したものを飲食できる、屋根付きのスペースでのんびりする人、石のベンチでひと休みする人、走り周る子供たちの姿が見られました。

 

観光地からはだいぶ離れていて、なかなか訪れる機会が少ないと思いますが、必見の価値ありの場所です。