初ヨーロッパは渋々オランダ① ―何故にオランダ?―
ハロー、ユカ・チェルシー・タムラです。
アメリカには6回も旅行したのに、私がヨーロッパを旅行しようと思わなかった理由。それは、
「英語が通じなさそうだから」
そう、それだけの理由です。
スペインのダリの美術館と家、パリの地下にあるカタコンベ、オランダの風車村、チェコの骸骨教会、ミイラが眠るシチリア島…
考えたら、ヨーロッパには魅力的な場所がたくさんあるのに、やはり言葉の壁があると、楽しめないし、危険なのでは…という不安に何度も襲われ、よし!行こう!とは、なかなか決断できませんでした。
しかし、そんな私をすんなりとヨーロッパへと導く出来事が、突如として起こります。
私の大好きなバンド、The Usedが結成15周年ツアーでヨーロッパを周ることを発表。
しかも2日連続2公演を同じ会場で行い、1stアルバムと2ndアルバムどちらも、曲順通りに演奏する「再現ライブ」になるという、ファンにとっては歓喜の内容。 私的にこの2枚のアルバムに特に思い入れがありすぎて、青春真っ只中の当時の出来事を思い返しただけで、嗚咽号泣してしまうほど…。
これは絶対行きたい…いや、行くしかない。
私の旅計画の最初の行動、
「調べるだけならタダ」
このモットーに従い、行くか行けるかは別にして、日本からの航空券を調べてみることにしました。
ヨーロッパに行くなら、どこでも不安だし、はっきり言って、The Usedのライブが観られるなら、どこの国でもよくて…
とにかくツアー日程と開催国から、スカイスキャナーで航空券を探していました。
探し始めてまもなく、目を疑う価格の航空券に遭遇。
オランダのアムステルダムまで、往復49,990円(サーチャージ・諸費用込み)
往復???これは破格じゃない??? これは、行くしかないっしょっ!!!
次の瞬間、行き先のことは二の次で、この航空券を購入している私がいました。
こんな予期せぬ展開で、あんなに不安で行くことを決断できなかった、ヨーロッパ行きをすんなりと決めてしまった2015年12月31日。 音楽の力、すごい。The Used、後押ししてくれて、ありがとう(?)
不安を残しつつも、私を初ヨーロッパへ連れて行ってくれる航空会社が、あの評判の高いエミレーツ航空と同じ、アラブ首長国連邦の国営の航空会社、エティハド航空と知り、少し安心。
新年を迎え、特に興味のないオランダへ、ライブ遠征弾丸旅行の計画を立て始めたのでした…。